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NAIST 情報科学研究科冬入試に合格しました

 このブログはエンジニア周りのことについて書いていく予定です。

 

 3/9にNAIST情報科学研究科、冬入試の合格発表があり、合格していました。

 おそらく冬入試に関しての情報が不足していることと、他の人の合格体験記を参考にさせていただいたこと、後、単純にアクセス数が欲しいなどの理由から、いきさつを記していきたいと思います。

 

 3/7に行って、3/9に合格発表という非常にタイムリーな感じです。

 忘れないうちに、書いていきたいと思います。

冬入試の情報

 第一回、第二回の情報はかなり記事があるかと思いますが、第三回についてはそこまで無いという認識です。

 テストの内容などは他の人が書かれているとおりです。倍率について、控室を見た感じ、20人程度の方が出願していたように思われます。

 プレゼンについては、私は理系出身ですが、情報科学分野以外からの出願でした。

 TOEICは915で提出し、数学は2問とも解くことが出来ました。どちらも大学1年生程度の基礎があれば解けるかと思います。

 

プレゼンで聞かれたことについて

 

 個人的に、どのプレゼンでもそうだと思いますが、暗誦は意味がないと思います。練習は入念に行っておく必要があります。

 面接官の方が3人いらっしゃったので、そのすべての人と目を合わせるように意識しつつ、アドリブも交えながら反応を見てプレゼンを行いました。小論文については、専門外からの志願とはいえ、やりたいことを明確化するように意識しました。やりたいことを具体化する場合、現在どこまで出来ていて、何が課題であるのかを認識し、本番でもそれを伝える必要が有ります。ですので、先行文献の調査はかなり本気で行っておく必要があります。小論文を提出した後、日立でインターンがあったのでしばらく放置していましたが、3月頭からまた文献調査を再開し、前日は徹夜で臨みました。(ゲストハウスせんたんに泊まっていたので、最後まで粘ることが出来ました。)

 本番は椅子が合ったのですが、椅子だとプレゼンしづらいので立ってプレゼンしたいと申し出たところ、笑顔でOKと承諾してくださいました。

 

 聞かれたことについて書いていくと、

  • 小論文の内容を説明して
    →アドリブも交えつつ答えました。
  • 小論文にはこう書いてあるけども、現実では、もうここまで出来ていることは知っているの?(=文献調査の不足を指摘された)
    →○○の方では現状の課題は○○だと自信を持って言えます、しかし××の課題までは調査は及んでいませんでした。今後調べていきますと解答
  • なんでこのタイミングでエンジニアになりたいと考えたの?
    →自分の生い立ちと経歴を交えつつ解答。
  • 将来やりたいことは?
    →同上
  • プログラミングはどの程度出来る?
    →2月にも自然言語処理インターンに行った。他にも別の会社で自然言語処理関連のインターンをしている。ただし、オブジェクト指向を使いこなせるレベルではないので、今後磨いていきたいと解答。
  • 数学、英語は、入ったらガチることになりそうだようね、正直、さっきの問題は簡単だった?
    →談笑の雰囲気だったので、苦笑しつつ「ノーコメントです...」と答えたところ、全員に笑っていただいた。ここでベルがなり、あっけなく終了。

 見られているのは、大学の成績とプレゼン力、どこまで調べてきているか、この人には研究を遂行する基礎力があるかだと感じました。

 

 3/9 の10時に合格発表があり、日本人枠(?)では3人だけ合格していました。

 正直、駄目だったら休学すれば良いぐらいのスタンスで受けていたので、リラックスして受験することが出来ました。

 

 経歴について

 東京大学で物理を学んでおり、修士でも物性を研究していたのですが、研究内容に魅力を感じることが出来ずにいました。また、かなりの多くの(主にエンジニアの)方とメールで進路相談や、キャリアパスの相談に乗っていただいてアドバイスを頂きました。

 かつ、夏のインターンで、伝統的な大企業に行かせて頂き、その時点で、japanese traditional big companyに対するミーハー的憧れのようなものは粉砕されました。その後、未経験からエンジニアになるべく、数々の会社に無給で良いので働かせて欲しいと頼み込み、一社受け付けていただいたベンチャーが合ったので、泊まり込みでフロント周りをやらせていただきました。

 そこで出会ったエンジニアの方がかなり特殊な(?)方で、エンジニアとはなんぞやと言ったことや、キャリアについて様々なアドバイスを受けました。その会社には今でも感謝しきれないのですが、やはり自分がこれまで培ってきた数学、物理の知識を活かしつつ研究周りのことを行いたいと考え、自然言語処理周りのインターンをまた無給で良いのでと志願し、別の会社に移りました。この辺りで、一回松本先生とも面談しました。

 最終的に、自分のやりたいこととミスマッチがあり、松本研とは別の研究について小論文に書きました。ただ、自然言語処理に対しての興味はありますので、研究内容についてはこれから決めていきたいと考えております。

 

 追記(2018-04-28)

開示で198/210, 合格最低点も記載されており150らしいです。

 これで寮に入れないのはおかしい。。。おかしくない??と思いましたが、早くに「気づく」ことができ夏入試を受けること自体も能力の一つ、と受け止めています。入試に限らず、優秀な人は早くに動き出せる人だからです。